-
-
2021/08/10
NEWS
KUTANism 2021「個性を生み出す技法」
9 月 18 日(土)~11 月 14 日(日)
- ようこそ、KUTANismへ
個性ゆたかな焼き物「九谷焼」を、見る/知る/体感する芸術祭『KUTANism(クタニズム)』。
EXHIBITION ―2つの展覧会― ※詳細は下部へ
LIBRARY ―秋元雄史がゆく、九谷焼の物語―
GUIDEDTOUR ―九谷焼と産地を旅する―
MOVIE ―映像で楽しむ九谷焼―
SHOP ―地元のお店、大集合!―
上記5つのプログラムを通して、九谷焼とその産地である石川県小松市・能美市の魅力をリアルとオンライン両方でお届けします。どうぞお楽しみに!
-
-
2021/08/10
NEWS
【Pick up Contents】EXHIBITION - 2つの展覧会 –
- 華やかで美しい九谷焼を形づくる、多種多様な「技」。先人たちから受け取った技のバトンを今に、そして未来へ受け継ぐ九谷焼作家の作品99点を、2つのリアル展覧会と、オンラインエキシビションでご鑑賞いただけます。
※オンラインエキシビションは9月30日(木)より公開。
『高雅絢爛展―九谷焼の今―』
長い歴史を持つ九谷焼。令和になった今、再び脚光を浴びています。それは赤絵細描のような細かな絵付技法が昨今の超絶技巧ブームの主流であったこともあるでしょう。しかし九谷焼には他にも多種多様な技法が存在することをご存じでしょうか。「五彩手」「青手」「金襴手」「染付」「釉裏金彩」などなど。これら技法の共通項をあえて見つけ出すとすれば、華やかで美しいという点ではないでしょうか。九谷焼が広く人気を博しているのは多くの技法が存在するだけではなく、大胆な構図や表現、それを可能にする各作家の技量の高さによるものです。皆が驚くような細やかな文様やまるで本物のような模様を描く高い技術によって表現された意匠や形だからこそ、私たちの心に響くのです。本展では、九谷焼の産地である小松市と能美市に関係する39名の作家の作品56点をご紹介します。若手からベテランまで、九谷焼の技の競演をどうぞお楽しみください。
会期:9月18日(土)~9月26日(日)
会場:サイエンスヒルズこまつ わくわくホール(石川県小松市こまつの杜2番地)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入場料:一般500円、大学生・専門学校生300円、高校生以下および18歳未満、障がい者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料
※会期中無休
※『名工選「NEXT九谷vol.III」展』との共通観覧券となります。
『名工選「NEXT九谷vol.III」展』
「個性を生み出す技法」に寄せて古来、わが国のやきものは、中国陶磁器に憧憬を持ち、発展してきた経緯がある。九谷焼のルーツ「古九谷(OLD九谷)」の色絵は、中国明代の景徳鎮の五彩や華南陶磁器の三彩加飾の「技」にその根源を見る。江戸前期の古九谷窯跡の灰原からは、彫花が施された青磁片、型打ちの白磁片、山水画等が描かれた染付磁器片が出土している。上絵付窯跡周辺からは、色絵磁器片が多数発見されており、大名前田家のバックアップで、加賀のやきものは、土器・陶器の時代から一気に当時の世界最先端の磁器焼成と上絵付の加飾の技術を手に入れた。江戸後期の再興九谷諸窯では、古九谷の五彩手、青手の二様式に加え赤絵細描、金襴手(赤地金彩)、彩色金襴手が新たに加飾の技法として登場。明治以降、毛筆細字や青粒、花詰など緻密さを競う技法も生まれ、イッチン盛も工夫され、近代化に伴い錦繡手、砡質手、掻き落とし、釉裏金彩など、百花繚乱の表現の花が九谷に咲くこととなる。器の形状には花器、壷、徳利などの袋物や懐石の皿鉢から煎茶道具、陶彫までに、ロクロ、手びねり、型打ち、タタラ、鋳込みなど多岐にわたる成形の技が光る。
次世代の九谷焼を担うであろう作家の皆さんには、先人たちが今の九谷に伝えてくれた「技」をしっかり継承し、それを昇華させて、作家個々人の個性の発露としての「NEXT九谷」を果敢に生み出していってほしい。
記 能美市九谷焼美術館|五彩館|館長中矢進一
会期:9月18日(土)~9月26日(日)
会場:サイエンスヒルズこまつ わくわくホール(石川県小松市こまつの杜2番地)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
入場料:一般500円、大学生・専門学校生300円、高校生以下および18歳未満、障がい者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料
※会期中無休
※『高雅絢爛展ー九谷焼の今ー』との共通観覧券となります。
※『名工選「NEXT九谷vol.III」展』はKAM能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館|へ巡回します。
『名工選「NEXT九谷vol.III」展』-第二会期-
会期:9月29日(水)~11月7日(日
会場:KAM能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館|(石川県能美市泉台町南1)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入場料:一般430円(団体20名以上370円)、75歳以上320円、高校生以下および障がい者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料
※毎週月曜休館、月曜日が祝日の場合は翌日休館
※五彩館・浅蔵五十吉記念館との共通入館券となります。
\イベントももりだくさん!/
【オープニングトークショー】
「KUTANismトーク九谷焼の多様性が生まれる土壌」
日時:9月18日(土)13:30~15:00
会場:サイエンスヒルズこまつわくわくホール内
登壇者:山崎達文(金沢学院大学名誉教授)、秋元雄史(KUTANism総合監修、練馬区立美術館館長)
参加費:無料
※ただし『高雅絢爛展ー九谷焼の今ー』『名工選「NEXT九谷vol.III」展』の観覧券が必要です。
お申し込みはこちら
【作家×キュレーター対談】
会場:サイエンスヒルズこまつわくわくホール内
参加費:無料
※ただし『高雅絢爛展ー九谷焼の今ー』『名工選「NEXT九谷vol.III」展』の観覧券が必要です。
①「能美の九谷焼と自作について」
日時:9月19日(日)10:30~12:00
登壇者:山岸大成(陶芸家)
聞き手:中矢進一(KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|館長)
お申し込みはこちら
②「小松の九谷焼と自作について」
日時:9月19日(日)13:30~15:00
登壇者:𠮷田幸央(陶芸家)
聞き手:岩井美恵子(国立工芸館主任研究員)
お申し込みはこちら
③「九谷と美濃、やきもの産地対談」
日時:9月25日(土)13:00~15:00
登壇者:加藤亮太郎(陶芸家)、新里明士(陶芸家)、井上雅子(陶芸家)、中田博士(陶芸家)
聞き手:岩井美恵子
お申し込みはこちら
【絵付けワークショップ】
会場:サイエンスヒルズこまつウェルカムエントランス
①
日時:9月20日(月・祝)13:00~16:00
講師:福島武山(陶芸家)
内容:赤で骨描きをした素地(飯碗)への赤絵細描、色絵付けのワークショップ
対象:小学校4年生以上
参加費:2,500円(送料別)
※後日焼成した作品をお渡しいたします。
お申し込みはこちら
②
日時:9月23日(木・祝)13:00~16:00
講師:山田義明(陶芸家)
内容:素地(6寸平皿)への色絵付けのワークショップ
参加費:1,200円(送料別)
※絵付けの見本として講師が描いた型紙を準備します。
※後日焼成した作品をお渡しいたします。対象:小学校4年生以上
お申し込みはこちら
-
-
2021/02/15
NEWS
LIBRARY #10「AFTER TALK/「秋元雄史がゆく、九谷焼の物語」を終えて。」を公開しました
- 「KUTANism」総合監修をつとめる秋元雄史が、九谷焼が生まれる現場を訪ね歩く連載シリーズ「秋元雄史がゆく、九谷焼の物語」。
工房を訪ね、作り手と対話する中で、どんな気づきがあったのか。今回は取材を終えた秋元さんの感想を、特別版・アフタートークとしてお届けします。
こちらからご覧ください。
-
-
2020/12/28
NEWS
アンケートご協力のお願い(抽選のプレゼントあり)
- 「KUTANism」Webサイトをご覧いただきありがとうございます。
より良い内容を目指すため、アンケートご協力のお願いです。
お答えいただいた方、抽選で20名様に「KUTANism特製 フリーカップ」をプレゼント!
ご希望の方は、アンケート後半の情報記載箇所へ入力をお願いいたします。
アンケートはこちらよりお願いします。
-
-
2020/12/20
NEWS
PHOTO JOURNAL #10 「動物園の松島園長」を公開しました
- 街で見つけた人物を、その場所の空気感とともに写真におさめる「ストリートスナップ」で人気の写真家シトウレイさんが撮り下ろすPHOTO JOURNAL 第10弾を公開しました。
こちらからご覧ください。
-
-
2020/12/18
NEWS
LIBRARY #09「“生きた”美術品として、暮らしの中で使い継ぐ。」を公開しました
- 「KUTANism」総合監修をつとめる秋元雄史が、九谷焼が生まれる現場を訪ね歩く連載シリーズ「秋元雄史がゆく、九谷焼の物語」。
様々な場所を訪ね歩いた本連載も、とうとう最終回。九谷焼の”使われる”現場、料亭を訪ね、暮らしへ取り入れる際のヒントなどを教えていただきます。
こちらからご覧ください。
-
-
2020/12/17
NEWS
計6つのプログラムをメイキング映像とともに振り返る、アフタームービーの登場です!
- 今年の会期は12/20(日)まで。残りわずかになりました。
計6つのプログラムをメイキング映像とともに振り返る、アフタームービーの登場です!
【エキシビション】オンライン作品展
【ライブラリ】秋元雄史がゆく、九谷焼の物語。
【ガイドツアー】九谷焼作家のおすすめスポット
【シアター】森義隆映像作品。「九谷棲む人々」
【フォトジャーナル】シトウレイの、産地スナップ!
【ミュージアム ショップ】九谷焼のお店が大集合
-
-
2020/12/15
NEWS
LEGEND TALK Vol.06 最終回
「クロス・ジェネレーション」を公開しました
- 「上出長右衛門窯」4代目の上出兼太郎さんと、「錦山窯」3代目にして人間国宝である吉田美統さん。「産業」と「芸術」、その両面から近代の九谷焼を支えてきたお二人が語る、後世に残すべき対談です。司会進行はKUTANism総合監修・秋元雄史が務めます。
最終回は、孫である上出惠悟さんと、息子の吉田幸央さんを交えて。世代・ジャンルを超えた、記念すべき九谷焼トーク!。
こちらからご覧ください。
※KUTANism 公式YouTubeにリンクします。
-
-
2020/12/14
NEWS
PHOTO JOURNAL #09 「東白雅堂の東さん」を公開しました
- 街で見つけた人物を、その場所の空気感とともに写真におさめる「ストリートスナップ」で人気の写真家シトウレイさんが撮り下ろすPHOTO JOURNAL 第9弾を公開しました。
こちらからご覧ください。
-
-
2020/12/11
NEWS
LIBRARY #08「“産地”として、底上げしていく。」を公開しました
- 「KUTANism」総合監修をつとめる秋元雄史が、九谷焼が生まれる現場を訪ね歩く連載シリーズ「秋元雄史がゆく、九谷焼の物語」。
第七話から続く作家工房探訪。今回は、赤い線のみで描く”赤絵細描”の第一人者・福島武山さんに、作品のこと、産地のことを伺いました。
こちらからご覧ください。
-
-
2020/12/08
NEWS
LEGEND TALK Vol.05 「ルーツを守る、未来を守る」を公開しました
- 「上出長右衛門窯」4代目の上出兼太郎さんと、「錦山窯」3代目にして人間国宝である吉田美統さん。「産業」と「芸術」、その両面から近代の九谷焼を支えてきたお二人が語る、後世に残すべき対談です。司会進行はKUTANism総合監修・秋元雄史が務めます。
Vol.05は、“色絵磁器の本場は九谷である”という矜恃を示した「世界の色絵磁器展」開催秘話や、後継者育成のための資金援助のお話。
こちらからご覧ください。
-
-
2020/12/07
NEWS
PHOTO JOURNAL #08 「大杉江戸古民家で作家さんたちと」を公開しました
- 街で見つけた人物を、その場所の空気感とともに写真におさめる「ストリートスナップ」で人気の写真家シトウレイさんが撮り下ろすPHOTO JOURNAL 第8弾を公開しました。
こちらからご覧ください。
FOLLOW US産地の最新情報を更新しています
クタニズム実行委員会事務局
〒923-1198 石川県能美市寺井町た35
(能美市役所 産業交流部 観光交流課内)